辨太郎日誌

特許・商標・意匠・著作権などなど知財を絡めて

英和翻訳を中国人が行っている

インドの代理人から日本語の翻訳文が送られてきた.

海外在中の日本人留学生が翻訳をやるという話しは聞いたことがあるし、ある程度、翻訳の経験がある日本人が特許翻訳しているのだろうと思っていたものの、中身をみると中国人が翻訳したことは一目瞭然だった.

それでも特許翻訳になっていれば良いのだが、特許翻訳をしたことがないこともすぐにわかるほどのひどい翻訳だった.

インド人から見れば、同じ漢字を使う国という程度で翻訳費用が安い中国企業に頼んだことは想像に難くない.

こちらが翻訳にタッチしないとはいえ、OAで苦労するのはこちらなので、翻訳の問題を正直にぶつけてみた.

その後、改めて翻訳費用の交渉を行ったものの、中国の翻訳会社が提示しているレートがUSD5/100words.

日本の翻訳会社の相場の1/3から1/4といったところだろうか.

中国側からすれば、インド人が日本語のチェックをすることはないと思って、無茶な翻訳を引き受けたのかもしれない.

一度、翻訳で痛い目に合った方がいいと思うのだが、翻訳が悪いことがわかっていながら、なぜ翻訳文を提出したのか、と責任転嫁されても困る.