辨太郎日誌

特許・商標・意匠・著作権などなど知財を絡めて

登録証は電子交付にして欲しい

インドの代理人と登録証の扱いについて4週間もバトルが続きました.

事の発端は、インド宛EMSがストップしており、日本から登録証を手配する場合は、クーリエを利用するかパーセルを利用するかという選択になります.

昨今、クーリエの手数料も高騰しているため、パーセルを勧めているのですが、その手数料をどちらが持つのかということでひと悶着.

パーセルの手数料は約25ドル.

最初の登録査定を皮切りに最大6件の関連する出願について査定待ちの状態.

最初の一件をこちらが負担したら、残りもこちら持ちになりそうなので、それを見越しての交渉.

 

紙の登録証を発行し続けていることに大きな問題があります.

電子交付をする国が多いのに、日本は相変わらず紙の登録証のみの発行です.

 

紙の登録証は要らないからPDFを作成して欲しいという代理人もいますが、それはそれで登録証の原本の処分に困ります.

今回のインドの代理人も、本当に紙の登録証が要るのか、

必要なら送料を負担して欲しい、

ということを言い続けていたら、納付期限の一日前にようやく折れてくれました.