特許明細書が読みにくいというのは今に始まったわけではない.
それでも昔に比べればずいぶんと読みやすい「日本語」になっていることは事実.
先日、はじめて特許出願をするという人から、
''文章から理解するのも難しいレベルで途中何度も挫折しました"
という、お叱り?のお叱りのメールが届いた.
日本語なのに理解するのが難しい文章というのは、特許明細書に限ったことではないのだけど、なぜ読みにくいのか、という問に対して、いままでは適当にお茶を濁してきた.
Xを見ていたら、素晴らしく的を得たツイートがあった.
弁護士の書く書面は、日本語だから誰でも書けそうに思う人がいるかもしれないけど、弁護士の書く書面は、たとえるなら、プログラムと一緒だと思う。裁判所というコンピュータを動かすためのプログラム。システム開発に100万円くらいかかるように弁護士費用もこれくらいは必要。
— たー弁護士 (@I2Vcp) 2024年6月17日
特許明細書が読みにくいのは、それがプログラムだから.
これからは、そう回答しようと思う.