「わかる」ことと「できる」ことに大きな隔たりがある.
勝間和代さんの本をパラパラめくっていたら、こんなフレーズが目に止まった.
わかる人の頂点が学者であり、できる人の頂点が実務家.
弁理士は実務家だから、求められていることは実務ができること.
そして実務ができるようになるためには経験が必要で、「研修」では身につかない.
弁理士界隈に限らず士業界隈で研修制度というものが創設され、一定期間内に単位の取得を義務付けるようになった.
経験豊富な弁理士であっても研修を受講して単位を取得しなければ資格剥奪になる制度である.
一方、経験がなくても単位を取得さえすれば弁理士であり続けることができる.
本末転倒な気がしてならない.
実務を経験する機会に恵まれないから研修を受講する、いやそれは違う.
実務を経験する機会に恵まれないから環境を変える、これが正しい.
毎日のように配信される研修の案内メールをみて思うことを吐き出してみた.