シンガポールの代理人が、インドから報酬を源泉なしで送金するためには書類が必要だというメールが届いた.
海外送金はどこも厳しくなりつつあるのは知っているけど、あの中国でさえ、そんな書類を要求していない.
しかも法律サービスは適用対象外の国がほとんど.
てっきり代理人のミスかと思って問い詰めてみるも埒が明かない.
中国の知人にそんな書類を提出したことがあるかと質問したところYes.
ようやくことの面倒さを理解した.
中国代理人からインドに送った書類もみせてもらった.
現地でPEがないことを証明するのは、上海にいた頃に嫌というほど経験した.
日本でそんな書類を用意してくれるのだろうかと思って税務署に問い合わせたら、
日本にも居住書証明書というものを発行してくれるらしい.
さぞかし面倒かと思って居住者証明書を請求してみた.
交付請求書を提出するだけで翌日には発行された.
想像以上に簡単で拍子抜けした.
こんな書類で現地にPEがないことを証明できるのだろうか.
どこの国も行政も形式的に書類が整っていれば実態はどうでもいいというかもしれない.
インドという国は、この書類を提出する前から、海外送金についてはとても厳格な運用をしていて、あの中国より遥かに厳しい.
IT先進国というイメージとは裏腹に.