辨太郎日誌

特許・商標・意匠・著作権などなど知財を絡めて

中国商標調査DBが外国人排除

GW前から不安定だった中国商標網のシステム.

いまに始まったわけではないので、何れ回復するだろうと甘くみていたが、今回のアップデートは改悪.

これまで無登録でDBにアクセスできたたのに登録制になってしまった.

https://www.globalipdb.inpit.go.jp/application/37424/

 

登録に躊躇するのは皆おなじ.

どうやら登録するには電話番号も必要らしい.

事実上の外国人排除である.

それならサイトの英語版自体をなくしてしまえばいいいだけなのに、一体、何がしたいのか.

 

クレームが多く寄せられているだろうから、そのうち、もとに戻るかもしれないが、中国商標実務者にとっては、今回の改悪は死活問題.

いまのところ民間の代替サイトを利用して中国商標調査をしているが、本家がこんな状況だと、民間も無料で自社のシステムを使わせるという運用を変えてくることは明らか.

現に、これまで無登録で調査できたいた民間サイトが登録制に変わっている.

 

それに引き換え、我が国の特許庁は、無料で英語に翻訳した明細書をアップ.

調査会社の食い扶持を奪う行政サービスを提供しているのとは対照的である.